中国の茉莉花革命

 チュニジアから始まった「ジャスミン革命」はエジプトをはじめ中東各国に飛び火して、ついに支那中国にも火がついた。しかし、圧倒的な暴力装置をもって反政府デモ隊を封じ込めてしまった。

 チュニジアやエジプトですらできたことを、肥大化した支那ではできない。これは政治体制が極めて遅れている証左でもある。23年間にわたり強権で独裁政治を続けてきたチュニジアのベンアリ政権と、中国共産党は同じ穴のムジナだ。そんないびつな体制が莫大な資金と核と世界一の規模を誇る人民解放軍という私的暴力装置を自由に操れるというのは実に恐ろしいことなのである。
 そんな独裁軍事帝国、政治的にはきわめ稚拙な国の隣にいながら、丸腰でいられる国家国民の間抜けさはどうであろう。

 下の日記「読書は楽しいのですが……」を午前4時20分ごろから書き始めた。新聞が午前5時30分に届く。そこに載っている「中国、革命の輪 封じ込め」の記事を見て、憤慨してまた書き始めてしまった。

 支那中国の茉莉花革命が不発に終われば、彼の国の人々はまた100年、人権も法治も自由に話す権利からも閉ざされて生きていくことになるだろう。支那中国との友好をしきりに口にする連中がいる。この実態を知って、なお、友好関係を構築しろといっているのか。
 櫻井よし子さんたちが、中国の危険性について言及すると、「経済的にも日本は中国に依存しているのだ。そんなことを言っても不毛なだけだ」と笑っている連中には、現実が見えていない。
 この病んだ国が生まれ変わることこそが、人類の旭光になると思うのだが……。

 そうそう、昨日の「たかじんのそこまで言って委員会」のアイドル席に女性フリーキャスターの伊藤聡子が座った。伊藤さん、自分のことを頭のいい女だと思っているふしが随所に見受けられる。臭う。このために一所懸命に持論を展開するんだが、話が回りくどく、結論がなかなか出てこないので、たかじんさん以下パネラーに見くびられてしまった。
 とくに「空気が読めないなぁ」と思ったのは、櫻井よし子さんに中国問題で挑んでしまったことだ。残念ながら、東京女子大を出たという程度の過去の栄光で専門家の櫻井さんの前で、左がらみの珍説を展開してはだめだ。
 見事に櫻井さんに一蹴されて恥をかいていたが、こういった生半可に利口ぶっている輩が日本を危機に落し込んでいるといっていい。
 また、伊藤さん、出てきたら笑ってあげよう。

 あらら、結局、また1000字書いてしまった。
(下にもあります)