海洋大アジア共栄圏構想

http://www.asahi.com/international/update/0922/TKY201209220238.html
 ううむ、中央政府が阿呆でノロマなので、自衛隊の方で着々と支那中国にプレッシャーをかけている。今朝このニュースの報道した「報道ステーション」は早速お決まりの「軍靴の音が聞こえる」を言っていたので、思わず笑ってしまった。そりゃぁ訓練をするんですから足音が立たないわけがない。軍人が歩き、兵隊が訓練すれば軍靴の音がするわけだから、世界中で「軍靴の音がする」ってことだわさ。いつまでも朝日新聞系列は「バカだねーぇ」(寅屋のおいちゃん風に読んでね)。

 グアムの訓練も含め、これは外交戦である。そしてしつけでもある。欲しいものには何にでも手を出すという盗癖のある子供には、その手をピシャリと叩くことが必要で、いくら支那中国が沸騰しようとも、「手を出せば叩くぞ」という姿勢は明確に示しておく必要がある。そのしつけのための動きをいちいち「軍靴の音」にしているんじゃないよ。

 アメリカは多方面から日本を支えている。上院の公聴会で、ウェッブ上院議員は「日本に対し、さらなる行動を取る権利がある」、「中国の国防相が主張したのは、『軍事力を使う』と脅しているようにしか聞こえない」と言っている。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20120921-00000009-nnn-int
 そうなのだ。支那中国人は、路上で「強姦するぞ」と大和撫子を脅迫しているのだ。
 アメリカからの強い応援の風が吹いている。このフォローを有効に使わなければなるまい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120920-00000534-san-int

 自衛隊だけでなく海上保安庁の意気も高い。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012092100628
 屁たれは政府だけというのが情けない。

 ここに来て識者たちが言い出した。
櫻井よしこさんは「海洋大国・日本と海洋国家連合・ASEANが手を組め」と言う。
中西輝政氏は「大東亜共栄圏」とずばりそのままだ。アメリカですら東南アジア諸国と連携して支那中国シフトを強化しはじめた。
素人だって考えるつくことだ。素人に「ど」がつくワシャでも、2004年から言っている。
http://d.hatena.ne.jp/warusyawa/20040430/1083277582
 2009年にも「東アジア海洋国家連合」なるものを提唱し、
http://d.hatena.ne.jp/warusyawa/20090418/1240002112
 2010年には「西太平洋の首輪」作戦を思いついた。
http://d.hatena.ne.jp/warusyawa/20101230/1293666530
 2011年には「海洋大アジア構想」を提案している。
http://d.hatena.ne.jp/warusyawa/20110515/1305491077
 今回は「海洋大アジア共栄圏構想」を提起しよう。
 繰り返しになるが、巨大な帝国の周辺で中小国が生き残っていくためには、鰯の群泳しかあるまい。日本とASEANが共栄圏をつくれば、これで7億人。これなら支那中国もなかなか文句は言えまい。これにインド、バングラデシュなどがくっつけば軽く20億を超える。これだけの国家群が支那帝国のぐるりを囲む。そしてアメリカの後ろ盾を得る。アメリカのグリップが弱くなっている現在において、選択肢はそう多くない。