首長たちのララバイ その3

(上から続く)
 さらに竹原さんは言う。
阿久根市役所に限った事ではないが公務員の言葉には真実を感じることがない。慇懃ではあるがまるでロボット、正直さも感じられない。公務員には(公務員以外に対する)社会的責任感が感じられない。正義感などまるで無い。ありそうに見えたらそれは芝居だ。公務員には社会全体を感じようとする気がない、力もない、許されない。自分の前だけある小さな小さな枠組みだけを見ている。市民の現実や真実を見て市民に対する人道的責任を果たそうなどとはしない。彼等は人間性において完全に無力なのだ。役所の仕事に関して魂を放棄しなければ公務員を続ける事さえ難しい。》
 竹原さんの公務員論は極めて視野が狭い。彼の主観に乗っかったデマゴギーばかりだ。
阿久根市役所に限った事ではないが……」と言われる。そう言うからには、もっとも近い隣接する自治体の水俣市のこともつぶさに観察して言っているのだろうか。
 水俣市の職員が、悪名高き「水俣」の汚名を返上するためにどれほど力を尽くしてきたか。竹原さんの喚くような「言葉に真実がない」「正直さがない」「社会的責任感がない」「正義感がない」「彼らは人間性において完全に無力なのだ」というような職員ばかりで、水俣の再生は出来ないし、富山市豊田市京都市などと互角に「環境モデル都市」として肩を並べていられるだろうか。

 出来の悪い公務員はいる。しかし、そうじゃない公務員もたくさんいる。そのことを見ずしてアラばかりをあばきたてても話はこじれるばかりだ。
 この手の扇動屋は「見てきたような嘘」ばかりを喚き立てるので注意して話を聴いた方がいい。

 昨日の「たけしのTVタックル」に三重県松阪市長の山中光茂さんと茨城県高萩市長の草間吉夫さんが出演されていた。そこで我らが勝谷誠彦さんと議論を闘わせている。
 一昨日の朝の番組「新報道2001」に名古屋のミャーミャー市長と愛知県知事の大村秀章さんが並んで出演していた。
 ううむ、山中さん、草間さん、モノが違う。大村さんにはまだ可能性を感じるが、名古屋のミャーミャーさんの底の浅さといったらひどいね。一度、山中さん、草間さんと並べて、「たかじんのそこまで言って委員会」に出したいくらいだ。

 扇動屋の竹原さんも含めて、ミャーミャーさん、大村さん、山中さんや草間さんなどいろいろな首長について今後も論じていきたい。