温暖化を「悪」とする間違い その1

 大雪の東北地方がたいへんなことになっている。
http://www.47news.jp/news/2011/01/post_20110126085701.html
 雪下ろし作業などで23人の死者がでた。負傷者は343人となっている。シベリア寒気団がほんの少し日本列島に流れ込むだけでこれだけの被害がでる。寒冷化するということはそういうことなのだ。
 温暖化を恐ろしいことのように喧伝する連中がいるが、温かくなれば物生りはよくなるし、生物活動は活性化する。それは人間でも同じことで、温かくなれば活動的になるでしょ。例えば日本の平均気温が2度上昇したって、どうってことはない。緯度が沖縄から台湾あたりに移るようなもので、温かくていいじゃないか。
 そもそもワシャは地球温暖化脅威論に与するものではない。アル・ゴアIPCCのパチャウリらの動きを極めて懐疑的に見ているものである。アル・ゴアが天下の偽書不都合な真実』で唱えていた説はことごとく嘘か捏造だった。
 自分は、東京大学名誉教授の石井吉徳さんらが主張している「石油ピーク論」いわゆる「地球は有限で資源は質がすべてである。CO2の削減などのくだらない議論よりエネルギーの枯渇の問題を論ずるべきである」にシンパシーを感じている。
 石井先生は、「国際エネルギー機関は石油ピークは2006年と認めた」と前置きをしてこう言われる。
「長引く世界的な経済不況の根底に石油ピークがある。産業革命以前は森林が文明を支えた。産業革命は石炭があって始めて成しえたものである。20世紀からは石油の世紀であり、とくに後半世紀は石油消費の拡大は著しい」
 そしてこう断言する。
「長期的には石油に依存する現代文明は衰退する」
 そりゃそうでしょ。中東に埋まっている石油だって限りがあるんだ。でかいのはグルガン油田とガワール油田ですけど、これはもう70年も掘り続けている。まだたっぷり残っていると考えるほうがどうかしている。
(下に続く)