(上から続く)
そうだ、どんなに疲れていてもこれだけは書いておかなければいけない。
昨日の朝日新聞である。小さな記事が5面に載っていた。
「台風 強さ7%増 温暖化進む今世紀末」
IPCCの日本チームがコンピューターシミュレーションで検証した結果、90年後には台風が今よりも7%ほど強力になるんだとさ。言い方が笑える。
「台風の数は減るが、襲来すると現在より大きな被害に遭う可能性がある」
バカが!7%など自然界の掟からいえば、ゆらぎの範囲だ。元々、アル・ゴアやIPCCのパチャウリたち原子力発電推進派は、「1970年以来、温暖化で暴風雨は猛威を振るっている」と言っているが、どうですか、ここ数年、台風の通り道と言われている日本で伊勢湾台風のようなのが襲来したという記憶がありますか。残念ながら、ワシャが鈍感なのかもしれないが、気が付かなかった。
コンピューターシミュレーションというといかにももっともらしいが、そんなもの、入力数値を変えれば10%でも20%でも変えられるものであって、90年後の台風の大きさが予知できるわけなどない。どうも、このニュースは胡散臭いなぁ……と思っていたら今朝の新聞の1面にでかでかとこう出ている。
「中電 新たに原発」「立地は示さず2030年めど方針」
社会面にもある。
「南伊勢町に事前説明」「中電新原発『芦浜』計画の地」
なあんだ、そういうことだったのか。昨日の「台風7%強力になる」という記事とこれらの記事は連動していたわけなんだね。「地球温暖化 台風の脅威」をあらかじめ新聞読者に刷り込んでおいて、次の日に「だから原発を造らなくっちゃ」と持ってくるわけだ。
CO2は減らす必要などない。