すまじきものは……なーんちゃって その1

 今朝は6時台のJRで東に向かう予定だった。午前8時30分から東三河の某所である講演会が開かれる。どうしてもそこに参加したかったのでいろいろと調整を進めてきた。
 講師は「トイレの神様」である。
 そう、あの「小三のころからなぜだか〜〜おばあちゃんとくらしてた〜〜」の植村花菜さん……ではない。昨日今日の「トイレの神様」ではなく、元祖「トイレの神様」の鍵山秀三郎さんの講演会だった。
 この人物をご存知ですか?
 株式会社イエローハットの創業者で、「日本を美しくする会
http://www.souji.jp/
の相談役でもある。上記のサイトの左に「ミニ勉教会」の写真が出ているでしょ。素手で便器掃除をすることを実践し、それを広めている方でもある。高浜南中学の写真が何枚か見ていただけるが、子供たちが便器をなめるように掃除している。これって凄いことだと思いませんか。
 鍵山さんに関する本が何冊か書かれている。『掃除道』(PHP)、『エピソードで綴る鍵山秀三郎の流儀』(PHP)などなど。
 その本に依れば、鍵山さんは71歳の時にガンの手術をした。経過も良好で無事に退院されたのだが、退院の時に主治医から「普段の生活に戻っていいですよ」という一言をもらったという。これを聴いた鍵山さんは、いつもどおり翌朝(といっても午前4時台)から街に出て清掃活動を開始した。主治医が鍵山さんの「ハードな普段の生活」を知っていたらぜったいにそうは言わなかっただろう。ともかく退院翌日からトイレ掃除や街頭清掃が始まったことは言うまでもない。
(下に続く)