(上から続く)
そういう人だから、講演会の時間も午前8時30分開始なのである。通常なら午前10時とか午後1時30分とがですよね。でも、それでは1日の時間が有効に使えない。だから朝一番ということである。鍵山さんらしい。
この講演の話を聴きつけたワシャは何としても参加したかった。このために社内の調整を進めてきた。雑事はなんとか調整できたのだが、今日の午前中に開かれる社外委員会議がどうしても調整がとれなかった。出席してもとくにどうという会議ではないんですよ。でも、役職ゆえにそこに座っていなければならないという会議なのだ。その上、すでに会議の委員長から「出席要請」も発効されており、そのことを盾に上司から了解を得られなかった。ルール上は当然の話なんですがね。
12月にも同様なことがあった。どうしても参加したいセミナーが東京であったのだが、これも社外会議とバッティングして泣く泣く中止した。
果たして、ただ座っているだけの会議にワシャを並べておくのがいいのか、あるいは東京のセミナーや鍵山さんの講演会に参加(もちろん自費で参加してまっせ)をさせた方が会社のためになるのか、どうなんだろう……。
鍵山さんの講演に行かせれば、単純でバカなワルシャワはすぐに感化され「人生はトイレ掃除だ!」とか言い出して、その日から会社中のトイレを掃除し始めますわなぁ。それに飽きたらず、町に飛び出して公園のトイレなんかも掃除しまくるかもしれません。そうなれば会社のトイレ掃除に払っていた委託料は浮くし、町の公園のトイレ掃除に使っていた行政経費も節約できただろう。会社も町も惜しいことをした。
今、午後5時50分、鍵山さんの講演会に参加するのなら家を出なければならない時間だが、午前中の会議のおかげで、せいぜいゆっくりさせていただきます。