東アジアを安定させる方法 その2

(上から続く)
 申し訳ないが北朝鮮のことなど実はどうでもいい。問題は支那中国である。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110103-00000001-rcdc-cn
 ゴミ処理すらままならない体制が、核兵器と強大な軍事力を持って隣に座っている。座っているだけならいいのだけれど、日本の領土を狙い、いずれは日本を自国の版図の中に組み込んでいこうとすら考えているから空恐ろしい。
 田母神俊雄さんあたりはしきりに「核保有」に言及する。しかし、それを60年もぬるま湯でのんびりしてきた国民が受け入れるだろうか。刹那的な大衆には、少々毒気が強すぎて実現は難しかろう。
 それでも田母神さんは声高に叫ぶ。
《最も有効な日本防衛の手段が核保有です。現実の国際政治では核保有国と非核保有国の間にはその発言力、影響力に雲泥の差があります。》
 確かにそうだと思う。そうだとは思うが、だからと言ってこれだけ平和な時代にどっぷりと浸かりきった日本人に核武装論を理解しろというのは無理だと思ったほうがいい。
 それよりもいい方法がある。以前に誰かが言っていた案なのだが、核保有などとは一切言わない。ただ日本が攻撃される可能性のある場合に限り敵地攻撃が可能なように自衛隊法を改正する。その上で航続距離の長いミサイル開発を急ぐ。なーに、ハヤブサを作り上げた日本の技術をもってすればさほど難しい話でもあるまい。
 その間に並行して仮想敵国に環境支援をして原子力発電所を主要都市の近辺に数多く造らせるのだ。そうしておいて開発したミサイルの照準をその原子力発電所に向けておく。結果として核保有と同様の抑止力を持つことになると思うがいかがかな。