道理が引っ込む情けない国

http://www.asahi.com/national/update/1222/TKY201012220415.html
 ううむ……その前に罰せられるべき人物がいるのではないか。もちろん、映像を国民の目から遠ざけ、支那中国に阿り、犯罪者である中国漁船の船長を解放した仙谷由人こそ厳重に罰せられるべき男である。
 そして、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101222-00000095-jij-soci
一色正春海上保安官が処分された。停職1年、公務員にとって厳しい内容である。もちろん一色さんは潔く職を辞した。テレビの報道や新聞の写真でお顔を拝見したが、いい目をしている。微塵の妥協も許さない職人のような目、現場で、最前線で、真面目に仕事を続けてきた目だ。こういった面差しの人物が愉快犯であるはずがない。心から憤って映像を流したのだろう。
口先で人をどうたぶらかすか、己の面子や利害をどう守るか、そういうことしか考えてこなかったどこぞの官房長官とは別種の人だと感じた。
 いやいや多くの真面目な日本人は一色さんと同じ匂いを持っている。異種なのは、権力の亡者と化した仙谷のほうだった。

 駐ロシア大使が更迭された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101222-00001148-yom-pol
 ロシアのメドベージェフ大統領の北方領土訪問を把握できなかったことによるらしい。確かに情報収集についての甘さはあった。とくに北方領土のことである。このぬかりは責められて当然だろう。しかし、報告先がスッカラ菅に仙谷鼠である。職員がやる気をなくすのもわからないではない。もし、情報が官邸まで上がっていたとしてもスッカラとドブネズミコンビではどうしようもなかったのではないか。
 
 この日記でもたびたびたびたび書いてきたことだが、まったくもって「理不尽」なこんにゃくゼリー叩きはもう止めろよ。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101222-OYT1T00380.htm
 消費者庁もアホちゃうか。こんにゃくゼリー以上に餅や飴が人命を奪っている。そっちを放置しておいて、こんにゃくゼリーばかりをやり玉に挙げるのは明らかにおかしいだろう。12月16日にはアメリカンドックが喉に詰まって、小学3年生が亡くなっているんだ。喉を通過する食品は、なんだって詰まる恐れはある。
 因みに窒息の原因となる食品の中で、こんにゃくゼリーは9番目である。こんにゃくゼリーを1センチ以下に切り刻むなら、上位8つの食品を切り刻むんだろうな。上位の死亡率の高い食品を規制しないのであれば、道理が通らないだろう。