支那製はよしなせい その2

(上から続く)
 さて、支那独裁派のスリランカには、現在、支那中国が軍港を造っている。もちろん中国海軍のインド洋の拠点基地としての港である。このことにより、インドは喉元に弯刀を突きつけられた格好になる。
「古代の支那は、現代中国よりもはるかに近代であった」
 そう言ったのは、司馬遼太郎であった。確かに司馬の本を読めば、現代支那政治家より古代の漢人の為政者のほうに近代的合理主義者が多いように感ずる。
司馬が愛してやまない古代支那、戦国時代に説客(ぜいかく)たちの権謀術数を書きとめた「戦国策」という書がある。その中に「遠交近攻」という故事がある。
「王不如遠交而近攻。得寸則王之寸、得尺亦王之尺也」
「国の王は遠い国と交わって近い国を攻めるに如かず。寸土を取ればその土地はどのまま王の土地になり、尺土を取ればまたそれは王の尺土になる」
 このあたりはきちんと踏襲しているようだ。支那は隣接するインドを攻めるために、インドの脇腹に位置するスリランカと援交のような遠交を進めている。それならば我が国も中国の背後を脅かすためにインドと遠交を結ぼうではないか。今でも付き合いがあると言われるむきもあろう。しかし、今のような生ぬるい交流ではダメなのだ。日印軍事同盟くらいのものを打ち立てなければ支那には対抗できまい。日印同盟を基軸にして、アジアの民主的な国家を集合して、大アジア民主国家同盟をつくり、支那を盟主とする独裁国家群と対峙していけばいい。新冷戦の時代はそのくらいドラスティックな外交をやらないとダメだろう。

http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010121201000011.html
 やることがいじましいというか……。
劉暁波氏にノーベル平和賞を与えたらノルウェー産のサケを輸入する際に特別な検査をするアルヨ」
 支那はこればっかりだな。レアアース禁輸で世界からひんしゅくを買ったばかりだというのに過去に学ばない体制だ。