減税は大衆迎合 その1

 おおよそタイプの違う二人が、「TVタックル」の政界時代劇で共演したからといってタッグを組むのはいかがなものか。
http://mainichi.jp/select/today/news/m20101113k0000e040079000c.html
 河村市長の高邁な理念はよくわかるが(ホントはわからないが)、河村市長、とにかく議論をしない。丁寧な議論をして相手にこちらの意を呑みこませなければならないのだが、すぐに根気が切れ、喧嘩になってしまう。大村氏は、そんな場当たり的行動の多い河村氏の神輿になって大丈夫か?
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101113k0000e010030000c.html?link_id=RSH04
《大村氏は著書で法人税減税の重要性に触れており、政策面でも考えが近いという。》
 おいおい、河村市長が唱えているのは、「市民税減税」で大村氏は「法人税減税」ってまったく違うものなんですが……。
 それにしても、最近は政党もクソもなくなってきた。なんでもありの様相を呈している。自民党県連が元官僚の重徳和彦氏(39)を押し、民主党が元キャリアの御園慎一郎氏(57)を担ぎ上げ、元民主党の河村市長が、現自民党の元キャリアの大村代議士を焚きつけている。民主、自民、官僚、政治家が入り乱れて味噌もクソもごった煮状態になっている。記事の論調は《圧倒的な知名度を誇る「河村・大村連合」の参戦で構図が一変する。》というが、圧倒的と言ってもバラエティの知名度で、ご両所とも切れ味はもう一つだったですからね、どうなりますことやら。
(下に続く)