凸凹コンビがゆく

 昨日、愛知県の職員からこんな話をきいた。
「大村知事は、興味のあること以外は、即断即決で結論が早い」
 県の幹部たちにすれば、きっちりとしたブリーフィングさえできれば、間違いなく事業化ができるので、やりやすいという。
 それは、名古屋市でも同じことで、河村市長は、興味のない事業・政策については「すきにやってちょ」らしい。
 二人ともよく似ている。しかし、県と市の職員に聞き取りをした感じでいえば、大村知事のほうがモノが良さそうだ。

 今日の朝日新聞にも、河村市長の「根回し下手」が書かれている。元々、国会議員のときから、協調性のない、独断専行型の人物で、周囲からは総スカンを食らっていたものだ。そんな人材が、海千山千の議会を相手にどれほどのことができるだろう。結果、何もできなかった。5%減税を実現させたのは、名古屋市議の間を調整して回った大村知事の力に負うところが大きい。

 上昇志向だけがモチベーションの河村さん、だけどモノは悪い。橋下大阪市長と比較すると数段見劣りがする。
 大村さんも、河村さんとの付き合いを早めに切り上げて、もう少し大所高所に立って物事を判断できる人物と組んだほうがいい。