田母神講演会 その2

(上から続く)
夫婦別姓について。斉藤さんの奥さんが鈴木さんで、鈴木さんの奥さんが田中さんで、田中さんの御主人が吉田さんで……混乱するでしょ。恋愛をして結婚する人が、例えば夫の姓になることを、妻の姓になることを嫌がるだろうか。むしろ愛する人の姓を名乗ることがうれしいのではないか。そんなことを嫌がるのは田嶋先生か福島瑞穂程度の人間だけだ。(会場大爆笑)
尖閣諸島の衝突事件で逮捕された中国人船長は、実は中国海軍の大佐だった。どこの世界にあんな色白の漁師がいますか。それに小さな漁船で海上保安庁の船舶に追突しようというのはかなり恐ろしい。金がほしいだけの素人の漁師がそんな捨て身の行動をするわけがない。軍という専門組織の人間でなければあんなことはできない。
○世界の軍隊は国際法に則って動いている。しかし自衛隊だけは国際法ではなく国内法に縛られて活動している。
国際法で動く韓国軍は2000隻の中国漁船を拿捕している。ロシアは領海侵犯で中国人を17人射殺している。しかし国際法に則っているために中国も文句は言わない。

 というようなもので、違うとすれば、10月に入って実施された田母神さん主催のデモ行進の話くらいか。

○最初のデモは、日本のメディアには無視された。16日のデモについては、日本経済新聞が「日本の右翼がデモを行った」と2行だけ書いてくれた。でも、私の名前は出さない。出すと、「いい人がやっているじゃん」ということになって悪いデモのイメージが崩れる。しかし、実際にデモ行進に参加してくれた人は、普通の人ばかりでした。

 田母神さんは多くの書籍を出し、あちこちの雑誌にも寄稿している。それらを読んでいるので殊更目新しい話はなかった。しかし、こういった見方もあるんだということを国民に知らしめるにはいい機会だろう。
 
 ただ、会場の入り口で、「尖閣諸島自衛隊を」と書かれた要望書への署名を求める女性が金切り声を上げているのはよろしくない。サヨクではないのだからもっと粛々と大人しくやるほうが大人だ。
 まぁ、なんにしても面白い講演会だった。でも、ちょこっと遠出したので体調が少し悪くなったようだ。今日は家で大人しく……していられない。今日も今日とて、職場に顔を出さなければいけない。そしてまた忙しい週が明ける。やれやれ。
(下に続く)