勉強をしたい人に機会を その1

 ウラシマさんのブログにいい話が載っている。
http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=106046&log=20101013
 もちろんワシャも他山の石としよう。
 でね、ちょっと気になったところがあるので、そこから話を拡げてみたい。
「彼女は××市の××工場で働いてゐるんだけど、多分、学歴も無くて、実家も貧しいんだと思ふ。嫁ぎ先もそんなに良い所ぢゃないのかもしれない。若しも彼女が僕の大学みたいな所に行けて、学者になったら、どんなにか此の分野も進歩したか分からない」
 というキュレーターの発言があるでしょ。そのことで思い出したことがある。

 高校の同級生にUという男がいた。彼はサッカー部の主将で、頭も良かった。当然、進学をするんだろうと思っていたら、市内の町工場にさっさと就職してしまった。事情を聴いてみると、父親を早くに亡くしており、Uの家は母親が一人で家計を支えているとのことだった。仲間の中で、Uよりもバカなやつらがどんどん進学を決めていく。Uも大学へ行きたかっただろうとは思うが、家庭の事情がそれを許さなかった。優秀なやつだっただけに悔しかっただろうなぁ。
 ウラシマさんのエピソードに出てくる小母さんや同級生のUが生活を心配せずに学べる環境をつくらなければいけないのだと思う。F大(フリーに入れる大学)ばかりをこさえて、名古屋の「屋」の字も書けないバカ大学生(←呉智英さん情報)を放牧しておくことに何の意味があるのか。バカは、モラトリアムでF大なんぞに行かず、早々と手に職をつけるための修行に入った方がいい。F大学を増やしたり、F高校に通うバカの授業料を無料にしている暇があったら、優秀な頭脳と集中力を持った貧乏な子供たちを選抜して勉強をさせる仕組みをつくることだ。
(下に続く)