快哉快哉、大いに笑おう その1

 中国人の民主活動家、劉暁波氏がノーベル平和賞を受賞した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101008-00000113-jij-int
 これは素晴らしいことである。さすがノーベル賞、さすがノルウェー、中国政府の脅しにまったく屈しなかった。それどころか「脅し」があったことを暴露している。民主主義の先進国はやることが見事だ。後発組の日本国政府ふぜいでは真似もできまい。
 それにしても中国政府、共産党と言い換えてもいいが、なんと惨めなことよ。自国の民主化が進まないことを棚に上げて、劉暁波氏のノーベル賞受賞に、尖閣諸島と同様に脅しをかけるなんざ、膨張した経済のお蔭で一丁前の顔をしているが、その本質は北朝鮮とまったく変わりのない政体と言っていい。
 劉暁波氏のノーベル賞受賞を報じる世界各国のニュースを中国国内では真っ黒にして流すんだとさ。そのまんま北朝鮮のやり方じゃないか。
 こんな三流国を相手にびびってんじゃないよ、仙石。

 それにしても彼の国は別の意味で凄い。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101008-00000143-jij-int
 劉暁波氏へのノーベル賞授与が、ノーベル賞を冒涜するものだとする談話を中国外務省が発表した。本当にそう思っているのだろうか。「おのれが間違っているのでは?」という自省の心はないらしい。そして、やっぱりノルウェーを脅すことを忘れない。こういうところは律儀だ。日本をはじめとする先進国は経済のことはひとまず置いて、中国を大人にするための努力をしなければならない。抑圧されている人々を救うために、中国人民が自由と人権を手にするまで、彼の国の政府を糾弾し続け孤立化しなければならないのではないか。
(下に続く)