中国に畳み掛ける その3

(上から続く)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101009-OYT1T00296.htm
「人民日報」発行の専門紙が社説でこんなことを言っている。
ノーベル平和賞は西側の利益のための政治的な道具に成り下がった」
「この賞を評定し、操る人は、中国社会が政治的な相違が原因で終わりのない紛争に陥り、ソ連式の分裂に向かうことを願っている」
 う〜む、官制社説なので、何を言っているのかよくわからにゃい。ソ連式の分裂に向かっていくことのどこがいけないんだろう。
 ソ連が崩壊して、ロシアは元気になっているし、周辺国も紆余曲折や凸凹はあるにしろ、それぞれの国づくりが始まっている。少なくともソ連時代よりは自由だし、人権の芽も萌え始めている。
 あのソ連崩壊の時のことをご記憶だろうか。もっとも抵抗したのは旧態派、守旧派共産党だった。
 もちろん「人民日報」は権力の走狗であり、その守旧派社説が言っていることは、旧態派の利権だけを守りたいだけのことだわさ。

http://www.asahi.com/international/update/1009/TKY201010090248.html
 中国政府が覆い隠そうとしても、ネット社会ではもう無理なんだろうね。ツイッターとかいろいろな手段を使って劉暁波さんの快挙が広まっていく。そんな中、劉氏の勇気を評価する一方で、「中国に民主は必要だが、西洋に導かれたくはない」といった夜郎自大な反発も見受けられる。こういう奴が中国共産党独裁を支えているんだろうね。
 それにしても、自分たちの制度が西洋に劣っているということが、客観的に理解できないとはお可哀想なこって。もっとリテラシーを磨いた方だいい。

 なぜ、日本政府は尖閣諸島の船舶衝突のビデオを出さないのか。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201010/2010100900158&rel=y&g=pol
 こういった優柔不断な事なかれ主義が中国政府の思うつぼなのだ。自由で民主主義の保証された先進国としての矜持を見せてやらなければ、彼の国は千年たっても変わるまい。しっかりせいよ、民主党
 こういう腰抜け発言する鉢呂吉雄国対委員長というのはどういう奴かと思って、経歴を確かめてみれば、やっぱり元社会党の隠れサヨクだった。民主党もそろそろ岡崎トミ子に代表される「ほぼ社民党民主」と決別しなければ次の時代はないものと思ったほうがいい。「社民党」や「ほぼ社民党民主」がどれほどの国益を踏みにじってきたことか。土井たか子の例を出すまでもないだろう。獅子身中の虫をなんとかしなければ、いずれ獅子は死ぬ。獅子ではなく狗かも知れないけれど、いずれ死ぬよ。