負け犬根性

 仙石官房長官が枝野幹事長代理の発言にクレームをつけた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101004-00000608-yom-pol
 仙石は「中国は悪しき隣人ではない」と言う。仙石は「いい隣人だ」とも言っていない。ここがこの官房長官の卑怯なところだ。枝野氏のことは責めるが、自分はどこからも責められないように布石を打っている。
《そのうえで、今後の日中関係について、「巨大な隣人がますます巨大になる関係で、昔のようにパワーとパワーでぶつかることがあってはならない。戦略的互恵関係はこういうものだというのを作り上げないといけない」と強調した。》
 軍事力、経済力で脅してくる大国にひたすら土下座をして許してもらえってか?そういうのを奴隷と言うんだぞ、仙石。
 今週号の「週刊現代」に伊集院静のエッセイが載っている。ここに喧嘩の仕方が書いてあった。
《喧嘩というものはいったんはじまってしまえば力を見せつけた方が勝つ。》
《こちらに九分の非があってもいったんはじめたらビクッともせんことですわ。押しまくっとったら必ず突破口は見つかりますわ。そういうもんですよ、諍いというもんは》

 喧嘩に負けた後で、何をほざいたって「負け犬の遠吠え」だわさ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101005-00000507-san-pol
 3年B組でちょっとしたもめ事があった。番長が根性なしの秀才の買ってきたパンを「俺のだ」と言い出したのである。経緯は判らないが、結局、番長は秀才のパンを巻き上げてしまった。後でクラスメートに「番長がパンを取った」「番長は悪い奴だ」と言い立てたって後の祭り。「秀才が番長にパンをあげた」という事実がある限りもうどうしようもない。秀才はそれから毎日、パンをたかられましたとさ。
 その番長が、身体が小さく、その上勉強もできないやつのパンも狙った。しかし、そのチビは殴られようと蹴られようと、絶対にパンを差し出さなかった。結局、番長はチビからパンを巻き上げるとことを断念した。面倒くさいからね。それからチビは番長の横で悠々とパンを食っても大丈夫になったとさ。
 秀才はというと、今では番長のパシリになって、昼飯の前には必ず自費でパンを買い番長に差し上げているんだそうな。めでたしめでたし(泣)。