押尾オンパレード

 死人に口なし。現場を知っているのは押尾と田中さんだけで、田中さんが亡くなっている以上、なんでも押尾の言うとおり。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100913-00000096-jij-soci
 人工呼吸をしたとか心臓マッサージをしたとか、そういう問題ではない。ついさっきまでてめえと愛を交わしていた相手が白目を剥いて倒れているのだ。そこは「119番」通報でしょう。救急に連絡しなかった時点で、押尾は何を言い訳しようが、保身のための右往左往していたことは明白だ。
「田中さんを見殺しにするようなことはしていない。わたしはそういう人ではない」
 恥ずかしげもなく自分で言うんじゃない。

 救急搬送していても助からなかった?
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201009/2010091300271&rel=y&g=soc
 助かったかもしれないし、助からなかったかもしれない。そんなことはどうでもいい。愛する人ならば、助けるための最善を尽くすべきで、それをしなかった時点で押尾は何も言い訳してはいけない。
「すべては私の責任です。田中さんを死に至らしめたことを償うために出来る限りのことをします」くらいのことを言ってみろよ。卑怯者。

 ウラシマさんも日記に書かれていた。
http://www2.diary.ne.jp/user/106046/
 そうなんです。押尾の音痴ぶりは業界でも有名なんですな。見る目も聴く耳ももたない阿呆どもが、ただ背が高い程度の男に群がって黄色い歓声を浴びせるものだから、本人、何か勘違いしてしまったんですね。才能のないバカが自分自身を見誤ると悲劇だ。阿呆どもがつくる偶像と、現実の自分の狭間でギャップは拡がる一方で、フラストレーションがたまり、せいぜい、お水の女を引っかけて、覚せい剤の力を借りて組し敷くことくらいしかできないのだから情けない。

 ワシャは押尾の本を持っている。『NOT FAKIN’IT!』(講談社)という駄本だ。もちろんこんな本を定価で何ぞ買わない。押尾事件が起きた後に、古本屋の店先で見つけて50円で買ったものである。この本、押尾の写真集にもなっているのだが、どの写真も押尾の人相の悪さを図らずも捉えていて面白い。40枚の押尾の写真があるのだが、そのすべてがこの男のわがままさ、横柄さ、性格の悪さを伝えている。人を見下したような眼差し、いつもイラついているような眉間の皺、一緒に写っているバンド仲間も刺青を施したチンピラばかりだ。
 そして、この本の帯が笑える。「偽物(フェイク)か、本物(リアル)か…あなたに決めてほしい」って、まるっきりフェイクだったね。