(上から続く)
おっと「天声人語」じゃった。
次に登場するのは、宮崎県で豚1368頭を口蹄疫で処分したオバさんだ。天声人語はオバさんにこんな風に語らせている。
「抵抗できない子豚を殺すのはつらい。お国のために兵隊を送り出す母親はこんな気持ちかと」
馬鹿を言っているんじゃないぞ。ゆくゆくは肉にして金に替える豚と、父母、祖父母、愛しい人、愛すべき故郷を守るために戦地に趣く兵士を同列に語るんじゃない。口よ腐れ。
次に登場したのが環境で偉そうなことを言って歩いている柳生博さんだ。あちこちの講演でけっこう稼いでいるそうですな。
「経済性だけじゃない、後ろめたくない仕事がしたいと思わないかい?」
思わず「プッ!」と吹き出してしまった。こんなのを並べて金を貰っているとは、「天声人語」を書いている人はいい仕事をしている。後ろめたくないかい。