ハブの攻撃 その1

 昨日、名古屋でハブに遭遇した。
 間違えた。将棋の羽生善治名人の講演会があって、そこで羽生さんの話を聴いたのだった。
 羽生さんは土曜日に豊田市で開催された「第81期棋聖戦五番勝負第3局」のために愛知県に来ていたのだ。そのついでと言ってはなんだが、クローズの講演会で90分ほど話をして東京に帰って行かれた。
 お題は「決断力」である。2005年に『決断力』(角川oneテーマ21)という羽生さんのベストセラーがあるが、話はほとんどその本に副ったものだった。多分、羽生さんは、講演というとずっとこの話をしているんではないだろうか。だから、話がこなれていて解りやすかったですけどね。
 ただ、「〜して」「〜なので」のように「て」とか「で」のところで、声のトーンが上がる。ワシャにはその部分が耳障りだったが、会場の羽生ファンの皆さんにはさして気にはなっていない様子だった。
 話巧者ではなかったが、それでも本物のファイターの話には説得力がある。参考までに、羽生さんの話の要点を以下にまとめておく。
(下に続く)