中国人の膨張 その2

(上から続く)
 土曜日に「たかじんのそこまで言って委員会」の増刊号をやっていた。外国人特集の再放送で8人の外国人がパネラー席に座っている。その中の3人は日本国籍を取得済みだという。台湾人の金美齢さんとチベット人ペマ・ギャルポさん、そして朝鮮系中国人の張景子さんだ。
 この3人が、それぞれなぜ日本国籍を取得するに至ったかを語った。金さんはずっと台湾国籍のまま数十年日本に住んでおられたが、台湾の馬英九政権ができて、台湾独立の夢を断たれ、苦渋の選択として第二の故国である日本に帰化したという。その上で彼女は言う。
「もし日本と台湾が戦争することになっても私は日本につきます」
 凄い決心だと目頭が熱くなった。
 もうおひとかたのペマさんはいうまでもなく、中国共産党チベットを追われた方である。すでに故国はなくなってしまった。だから第二の故国だと思っている日本に帰化して日本をチベットのようにしてはいけないという思いで活動をしているという。頭が下がります。
 さて、張さんである。彼女ははっきりとこう断言する。
日本国籍を手に入れましたが私は日本人ではありません。日本国籍を取得した中国人です。なぜ日本国籍を取得したのかといえば、どこの国への自由に渡航できる日本のパスポートが欲しかったからです」
 アナウンサーの辛坊さんが「中国系日本人ですよね」と念を押したにも関わらず、そう言うのである。
 そして張さんは母国では与えられなかった選挙権を、パスポートが欲しいだけのよその国ではその権利を付与されている。どこかおかしくないかい?
 この状況はかなり危険だと思う。戦争などしなくとも早い段階で日本は中国の自治区になるかもね。新疆ウイグル自治区チベット自治区、日本列島自治区ってね。
 そうなってからでは遅い。