永住外国人地方参政権への逆風

 3月31日時点だが、47都道府県議会のうち永住外国人地方参政権付与について反対している議会は23にのぼる。残りについても慎重派が大半を占めている。ようやくこの法案の危険性が認識されはじめたようだ。
現在は、民主党と連立を組む国民新党の反対で法案提出が見送られたが、7月の参院選の結果次第ではどう展開していくのか予断を許さない。国の安全保障の重要な場所というのはほぼ辺境にある。例えば沖ノ鳥島を抱える小笠原村有権者数が2000人足らず、村長を当選させるのには700票もあればいい。
東京都の石原知事は警告する。
青森県六ヶ所村沖縄県与那国町など、重要な案件を持つ自治体が地方にあるが、日本人と違う価値観を持った外国人の意向で国政が左右される恐れがある」
 現在、この狭い日本列島には220万人もの外国人登録者が住んでいる。鳥取、島根、香川の3県はもうすでに外国人に占拠されているようなものだ。この数字は小さな自治体になればなるほど脅威となってくる。

 でもね、怖いのは永住外国人ばかりではない。「たかじんのそこまで言って委員会」で有名になりつつある張景子に代表される日本国籍を取得した外国人である。
 法務省のホームページに興味深い数字が載っている。
http://www.moj.go.jp/MINJI/toukei_t_minj03.html
 まず、平成13年から20年までの「中国人」の推移を見てくだされ。4400前後の数字が並んでいる。「韓国・朝鮮」や「合計」のぶれ幅と比べてみるとその安定感がわかるでしょ。なんだか日本人が預かり知らぬところで大きな作為がはたらいているように感じるのはワシャだけかいな。
 前にも書いたが、
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20100510
 日本国籍取得者の中には、本当に日本を愛してくれている金美齢さんやペマ・ギャルポさんのような方もいる。しかし、ここ10年に限ったって4万6000もの中国人が日本人に成りすましている。中には日本の文化や歴史を本当に愛してくれている中国人もいるだろうが、多くは張さんや明日香壽川さんのようながちがち中国寄りの人も多い。この人たちはすでに日本の選挙権を有しているのである。この人たちがどこからかの号令一下で――ほらほら、北京五輪聖火リレーのとき善光寺前に赤い軍団が突如として現れたでしょ――小笠原村に、あるいは六ヶ所村に転入届を出してごらんなさいよ、あっという間に地方から日本の安寧が崩れ、国の舵取りが左へ左へと傾いでいくから。
「外国人にも平等に選挙権を」などと軽率に言う政治家を信用してはならない。