1月29日の日記に「12月に人間ドッグを受けた。その結果、要精密検査が出てしまった」と書いた。その精密検査を昨日受けてきましたぞ。
う〜む、午後の総合病院というのは閑散としているのう。玄関脇の総合案内のお嬢さんも心なし退屈そうだ。
ワシャは案内を素通りして、病院奥にある放射線科の窓口に向かう。今日の精密検査はCTによる画像検査である。案内表示板は分かりにくかったが、見当をつけてずんずん歩いていたら迷わずに辿りつくことができた。そこで窓口の事務員に受診予約票を提出して待つこと暫し。
「ワルシャワさ〜ん」
と、男の人に呼ばれたので、読んでいた本を閉じて「はい!」と元気よく返事をする。
「こちらへお願いします」
と、男性検査技師が言うので素直なワシャはその指示に従って検査室に入る。
部屋は20畳ほどの大きな四角い部屋で、検査室なのでなんの装飾も施されていない。その中央にコンピューター断層撮影装置いわゆる「CT」が鎮座している。横幅のある塗り壁の中央に円形の穴が空いている。その穴から垂直方向に診察台が延びている。説明が難しいのでこちらをご覧ください。
http://www.iryou-kiki.net/info/activion16.html
ワシャが乗ることになるCTは、まさにこれ「東芝メディカルシステムズActivion16」だった。
「今日は造影剤検査になります。アレルギーとかはありませんか?」
検査技師は事務的に尋ねる。すでにワシャは「造影剤検査同意書」に著名しているので、簡単に「ありません」と答えた。
「それではネクタイピンなどの金属を外して検査台に乗っていただき、ズボンを膝まで下ろしてください」
え、検査着に着替えるんじゃないの。
ワシャは下着には凝っていて、「グンゼBODY WILDシリーズ」のロングトランクスの「ムラサキ雷門」を履いている。名前を聴いただけでは想像できないでしょ。普通の人が見るとちょっと驚くデザインのシロモノだ。別に見せたいわけではないけれど、検査技師がズボンを下ろせと仰るので、潔いワシャはスッパリとズボンを下ろしましたがな。あれー!ズボンと一緒にトランクスも下ろしてしまった……などというバカなことはしませんぞ。
間男が窓から逃げ出すようなマヌケな格好でワシャは検査台に横たわるのだった。
ああ、出勤時間が迫っている。この後の地獄の検査については明日のココロなのじゃ。(つづく)