朝青龍引退

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100204-00000096-mai-spo
 ようやく悪童が引退した。やれやれ。
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20040313
 この日記を書き始めた2004年3月にも悪童横綱のことを嘆いていたから、足かけ7年も苦々しく思っていたわけだ。これでひとまずスッキリと大相撲を見ることができる。
 サッカー日本代表の岡田監督がコメントを出している。
「(引退は)残念。まだまだできたのにね。みんな聖人君子じゃなきゃいけないのかな……。」
 残念ながらスポーツを極めた連中に聖人君子などいない。サッカーなどマラドーナを筆頭にして不良な人間ばかりだわさ。健全な肉体に健全な精神はなかなか宿らない典型と言っていい。
 ただ大相撲の横綱は別格だ。どんな悪童だろうとヤンチャだろうと、綱を締めたら聖人君子のふりをしなければいけない。その演技も含めて横綱という役目がある。それができないのなら大相撲という世界に身を置くべきではないと思っている。
 最後の会見で不良横綱が涙を見せた。それを見せられたせいでもないのだろうが、同情論も出始めている。でもね、ワシャはいっさい同情しない。横綱というのは六本木辺りで夜な夜な酒を飲み歩くような存在ではいけないのだ。巡業で愛知県にやってきた初代若乃花が「元気になるように」と頭を撫でてもらった赤ん坊は、お蔭で大病もせずにすくすくと育った。そういう神通力を持っているのが横綱である。
 そのことを天賦の才をもった若者に伝えられなかった高砂という親方が一番の大馬鹿野郎ではあるが……。

 ビッグニュースにワシャの検査の話など吹っ飛んでしまった。