マスコミの偏向報道

 民主党小沢幹事長の一連の問題で疑問に思うことがある。テレビのニュースバラエティで小沢幹事長の声を吹き替えることがあるでしょ。画面は小沢さんなんだけど、声は声優さんってゆうやつ。あれが実に作為的だ。小沢さんの声を演じる声優さんは、ことさら横柄な言い方を作っている。もちろん、製作サイドの指示によってね。実際、「小沢さんはそんな言い方はしないだろう」という話し方なのである。これは完璧な世論誘導だよね。
 コラムニストの勝谷誠彦さんが常に言っているが、「街頭インタビューのいい加減さ」は目に余る。その作為的なことといったら酷いものだ。たまたま通り掛った買物帰りのオバさんや競艇帰りのオジさんに「小沢幹事長資金管理団体が取得した土地購入原資が政治資金収支報告書に未記載だった問題についてあなたはどう思うか?」って聴いてさ、まともな答えが返ってくるとでも思っているのか。
 神戸女学院の内田教授は言う。
「とっさのときに口にされる意見は、自分の固有の経験や生活実感の深みから汲みだした意見ではありません。(中略)人間が過剰に断定的になるのは、たいていの場合、他人の意見を受け売りしているときだからです」
 つまり、街頭インタビューなどというものはやっても意味がないということである。
 そして極めつきはその街頭インタビューはライブではなく製作編集者の手が加わっているということである。製作者の意向によって取捨選択された情報だからどうしようもない。そんな情報にどれほどの信憑性があると言えるのだろうか。メディアリテラシーの高い人たちはそんな加工報道を全く信用していない。
 今や、新聞やテレビでは真実が見えなくなってきた。桑原桑原……
(下におまけあります)