報道の偏向について その1

 マスコミ各社が行う「世論調査」というものがある。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2010020800212
「報道各社の世論調査ではで小沢一郎民主党幹事長は辞任すべきだとの人が7割前後に達した」って言っているけれど、法律の専門家である名城大学郷原信郎教授と検事あがりの宗像紀夫弁護士だって見解が違うんだ。識者でもなく、特段、政治に興味のない普通の市民に「偏向報道」で「小沢幹事長は黒いですよね、限りなく黒に近いですよね〜」と洗脳すれば、普通の人はこぞって「辞任すべき」と答えるわさ。
 これが、「朝まで生テレビ!」を見るくらい政治に興味があって、「政治資金規正法違反」がどういった罪なのか知っていて、安住淳枝野幸男を見分けられる程度の見識を持った人に対して行った調査ならば調査結果は間違いなく逆転する。実際にラジオの討論番組では70%近い人が「小沢続投」を支持している。
 ワシャは、政治好きの人がよくて、政治に関心のない人がよくないと言っているのではない。ただマスコミが造る報道には必ず造った人間の恣意的な解釈が加味されているということを忘れてはいけないということじゃ。
 メディアは「これが世論だ!」と大上段に振りかざす前に、どういったサンプルから調査をしているのか、そのサンプルが偏っていないか、調査項目が意見の誘導になっていないか、事前に政治に疎い人を誘導するような報道をしていないか、そういったことを常に念頭におきながら調査結果を公表しろって言いたい。
 コラムニストの勝谷誠彦さんも、「きっこの日記」も、ジャーナリストの江川紹子さんも、小沢幹事長に関する一連の偏向報道には疑問を呈している。こういった人たちの意見も拝聴しながら、偏向報道ばかりの朝日新聞などを読むといろいろな発見があって楽しい。だから朝日新聞は止められまへんで。
(下に続く)