ヘンな人たち

 東良美季さんの「毎日jogjob日誌」
http://jogjob.exblog.jp/
は、いつも優しい文章で綴られている。東良さんの何気ない日常を垣間見るのが楽しい。
 ところが6月15日の日誌はいささか厳しい語調になっていた。
《かつてこの国には大企業や富裕層、つまり一部のエリートたちが巨大な富を獲得すれば、それで経済が廻って結果的に誰もが潤うという幻想があったわけだけれど、それらはバブルの崩壊と共に、実は幻想ですらなくて単なる詭弁だったことがバレている。》
 この後、東良さんは、参議院議員片山さつき氏に言及し、こう言っている。
《片山サンのあのエセ聖子ちゃんカットを見るたび、「この人は何かを勘違いしているのでは?」と思っていた。要は「思考回路」の隔絶であり、とうの昔に終わってしまった夢の中にいる人という印象である。》
 ううむ、片山氏についてはご指摘のとおりだ。あの人はミス東大になった時代のまま思考停止してしまっている。
《つまりはこの国のトップを自認する人々の中に、いまだあの頃の繁栄から逃れられない、栄光を忘れられない人がいるということだ。もう、夢を見るのはやめにしたらどうか。》
 田崎史郎さんの発言にもあった。
《女性国会議員は変なのが多い。一番ダメなのは片山さつき
 なーんだ、ワシャを含めて、みんなそう思っていたんだ(笑)。

 ここにも変なのがいる。
谷亮子自民党から参院選に出馬へ》
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160615-00006253-sbunshun-pol
 政治家に矜持を求めるのは無理なのだろうか。民主党でも自民党でも国会議員になれるならどこでもいいや、そういうことなのである。「国会議員の乞食は三日やったらやめられない」とことわざにあるが(ないか)、国会議員、少し優遇され過ぎではないか。都知事もだけど(笑)。
 田崎さんの講演の中にもあったが、安倍晋三氏が体調を崩して政権から身を引いたとき、変わらずに安倍さんを支えたのが、菅官房長官であり、岸田外務大臣であった。だから復権をはたし、菅さんや岸田さんにはその恩に報いている。
 今、小沢一郎氏は調子が悪い。ずっと悪い。とはいえ谷氏には恩人であるはずだ。その人に、後ろ足で砂をかけて、自民党に移るというのは、政治家として、さらには人としていかがなものか。政治家になって器を大きくし、名物に変化していく人がいる。反面、品性を落とし、劣化が著しいのも多い。