アル・ゴアの嘘つき その2

(上から続く)
 そのあたりを理解して『不都合な真実』を読み直すと
《(ハリケーンの発生が温暖化に関係している)というゆるぎない合意が生まれつつある。》
《温暖化が進むとハリケーンの頻度も増えると主張している科学者もいる。》
《温暖化はその幅を超える影響力を発揮しているというのだ。》
「生まれつつある」「主張している科学者もいる」「しているというのだ」と一つも断定していないでしょ。大見出しでは強い印象を与えるべく強い口調で脅しておいて、小さな字で逃げの説明をしている。卑怯な本だ。伝聞ばかりを並べて、なに一つ検証を加えていない。こんな嘘本でアル・ゴアは巨万の富を手にしたのであるごあ。
 そして世界の世論を環境にシフトさせることで、己が投資している会社に利益が転がりこみ、アル・ゴア自身が利益を得る仕組みを作っていた。もっと言えば、アル・ゴアの父親はアメリカの原子力発電産業に大きく関与しており、そちらが生んだ利益も莫大なものになるだろう。
 アル・ゴアは弁明する。
「これはビジネスとしてやっているわけではなく、わたしの信念に基づいての行動だ」
 だったらさ90億円−1億8000万円=88億2000万円を環境関連事業に寄付してみろよ。それだけじゃだめだな。父親の儲けた分も全額寄付することこそが、ノーベル平和賞に値すると思いますぞ。