この10年、地球の気温は下がっている

 船橋市のホームページにこんなグラフがある。
http://www.funabashi-kantele.jp/study/earthwarm/co2.html
 いわゆる「ホッケースティック」という地球温暖化を示す有名なグラフで、これによって温暖化教の信者たちは「地球温暖化」を叫んでいる。
 でも、これのグラフには多くのウソが含まれているんですよ。
 地球物理学系の研究者や誠実で賢明な科学者たちの間では、すでに「地球温暖化」そのものがウソということになっている。だから、こんなウソグラフについて今さら何も言わない。でもね、未だに船橋市を初めとする多くの自治体では、ウソグラフを掲げて「地球温暖化」は正しいこととして信じられていることが悲しい。

 昨年、某市に招かれて、環境の話を一席ぶったところ、「講演者の発言が偏っている」と指弾された。ワシャは、「CO2が主要因で地球が温暖化するのではない」、「2002年以降、地球の平均気温は下降の一途である」、「CO2の削減よりも石油の枯渇にこそ問題がある」というようなことを発言したのだが、「温暖化=CO2説」を信じて疑わない人たちから言わせれば、「何を偏ったことを言っているのか」ということになるのだろう。でも、偏っているのはその人たちなのにね。

 地球の環境はとても複雑だ。二酸化炭素という大気中にごく微量に存在する気体によってのみ強い影響を受けるものではない。太陽からの影響、水蒸気の多寡、海水温度の増減、まだ、その他にも複雑な仕組みが地球環境をつかさどっている。地球の歴史は45億年の長さである。45億年かかって出来上がった仕組みが、産業革命以降のたった200年ほどの事象を見ただけで判るはずがなかろう。

 未だに「CO2悪玉説」がはびこっているが、このウソが、明らかに日本の経済社会を誤った方向に誘導していると思う。
 何度も言うが、地球が温暖化するということはいいことなのだ。むしろ寒冷化にこそ危機が潜んでいる。そして寒冷化が地球を襲った時に、エネルギーがなければ、それこそ何億人の人類が死滅するか知れない。石油エネルギーの枯渇こそ人類がこぞって検討しなければならない大命題だとおもうが、アル・ゴアやパチャウリは耳を貸さないだろうなぁ。