アル・ゴアたちの虚言

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100121-00000347-yom-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100121-00000033-mai-soci
 ほらほら、当初の話とはずいぶん違ってきていますぞ。地球温暖化を喧伝することで、大金を稼いだアル・ゴア氏ととても仲のいいIPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)は確かに「ヒマラヤの氷河が2035年までになくなる」と言っていた。2035年というと、あと25年後である。すぐだよね。『不都合な真実』(ランダムハウス)でも、世界各国の氷河が消えてなくなると大々的に書いてある。
 それが「ごめんごめん、2035年と2350年を書き間違っちゃった」って……おいおい、25年ごと340年後ではえらい違いだ。科学者がそんな間違いを犯したまま誤情報を垂れ流し続けていたんかいな。
 北極海の氷は減っていないし、南極大陸の気温は下がり続けている。ハリケーンの発生数はちっとも増えないし、シロクマくんは溺れない。にも関わらずアル・ゴアさんはノーベル賞をもらって大儲けをした。
 CO2の削減は中国やインドを利するだけで、日本経済にとってマイナス要因ばかりが際立っている。こんなことを続けていると国が亡んでしまう。
 デンマークでCOP15が破綻した。ここを先途としていったん環境狂いから足を洗うべきではないだろうか。
 
 上記の文章を書いている時に『不都合な真実』をパラパラと繰っていた。そこでこんな写真を見つけた。ハイチとドミニカの国境地帯に広がる山地の航空写真である。それが見事に右(ドミニカ側)と左(ハイチ側)でその様相が全く違うのには驚いた。ドミニカの山地は鬱蒼とした森林が分厚い絨毯のように広がっているのに対して、ハイチの山々は丸裸のハゲ山だった。ああ、これがハイチが失敗国家と言われる由縁なのかと妙に納得してしまった。政治体制が森林を守りもするが破壊もする典型なんでしょうね。
 今、中国の山もハイチの山のようになりつつある。経済最優先で国を上げて泡踊りを踊っている。森林破壊、土壌汚染、水質汚濁、有毒物質の放出……一党独裁国家はやりたい放題だろう。CO2などという有益な気体を槍玉に上げるのではなくて、もっと根源的な環境問題を取り上げろよ。アル・ゴアさん。