海ゆかば(続き)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091028-00000097-jij-soci
 護衛艦「こんごう」が相模灘で活動しているとき、弟のイージス艦みょうこう」は遠くハワイ沖で迎撃ミサイルの発射試験をしていた。どうやら試験訓練は成功したようだ。めでたい。今回の訓練に63億円がかかったそうだが、安い!それっぽっちの金額で中国、北朝鮮の核ミサイルの脅威から解放されるかと思えば微々たる金額といっていい。なにせ前政権は、選挙目当てに2兆円もドブに捨てているんだからね。あの死に金の317分の1回でしかない。もう10回ほど訓練すれば、自衛隊のことだ。おそらく百発百中にすることができるだろう。
 
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/091027/dst0910272038012-n1.htm
 護衛艦「くらま」は相模灘での観艦式を終えて、母港の佐世保に戻るため関門海峡を西に進んでいた。そこで必要以上に急いでいる韓国籍のコンテナ船にぶつけられ大破した。「くらま」の航行はルールどおりものであり、自衛隊だからといって責められる点はない。悪いのは、前を航行する船舶を強引に追い抜こうとしたコンテナ船である。
 残念だったのは、基準排水量5,200トン、全長159メートルの汎用駆逐艦があまりにも脆弱だったということだ。韓国のコンテナ船に負けているようでは、中国海軍の空母には絶対に勝てませんぞ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091022-00000582-san-soci
 足立区の公務員がミクロネシアの海底で旧日本軍の零戦の砲弾を拾ってきて密輸したんだとさ。いけないことだとは思う。こいつらが軽率だとも思う。でもね、それらの遺品は、放っておけばいずれ海中で朽ちていってしまう運命にある。ワシャも零戦が好きだ。海底に名機が捨て置かれたままになっているのを発見すれば、そのまま見失ってしまうのを「惜しい」と思うだろう。なにか記念になるものを、という気持ちになるのも解らないでもない。
 この場合、一番、無責任なのは引き上げ作業を怠ってきた日本政府だと思う。素人が潜って拾える程度の水深に零戦が沈んでいるのだ。引き上げ作業に2兆円もかかるわけではあるまい。さっさと引き上げて供養するなり、記念碑として残すなりの努力をしろ。
 かつて国のために命をかけて戦った若者たちがいた。彼らの必死の戦いの記録をこのまま放置してはいけない。
「国が引き上げないので怒りを感じていた。国の対応に一石を投じるために敢えてこの銃弾を持ちこんだ」とでも言えば格好がよかったのに。でも、今更、詭弁はだめだよ(笑)。