A級戦犯を追放せよ

 早速、「週刊朝日」8月7日号を買って、小泉進次郎くんの記事を読みましたがな。記事によれば、進次郎くんの街頭演説は内容のないスカスカの空疎なものだったそうな。そんなことは改めて読まされなくともわかっていた。あ〜、380円損こいた〜。
 でもね、ワシャはただでは起きまへんで。「週刊朝日」の中に「自民党をダメにしたA級戦犯たち」という記事があるのを見逃しはしない。ここでは、森喜朗安倍晋三小泉純一郎が戦犯として名指しされている。
 興味深いのは、サヨクの朝日の見解が、小林よしのり氏、勝谷誠彦氏と同じだということだ。幻冬舎新書の『日本を貶めた10人の売国政治家』の中で、森喜朗小泉純一郎安倍晋三は小者過ぎてベスト10入りできず)は、大物売国奴として不名誉ある入選を果たした。ご愁傷様。
 右も左も中道も、良識のある人たちは、21世紀になってから森喜朗小泉純一郎ラインが成してきた売国行為を看破しているのである。この二人とこの二人に連なる愚かな宰相どもがどれだけの国民を抹殺してきたか。
 統計の数値を一つ示す。森喜朗が政権を盗って以降の自殺者の数である。2000年以降2008年までに29万1945人が自殺している。これに阿呆さんが殺した21年度の1万7076人を加えると、森首相以降、31万人もの国民を犠牲にしてきたということになる。
 近代日本が体験した初の対外的大戦争の日清、日露の戦死者を合わせても10万人である。この明治の二大戦争を三度戦っても森首相以降の自殺者にはとても追いつかないのだ。
 これはあくまでも一例にしか過ぎない。
 地方の有力者の家庭に生まれ、何不自由のない生活をし、ある年齢に達すれば親の跡を世襲をして、「先生先生」と持ち上げられ、会合でも祭りでもVIP扱いをされふんぞり返っていれば、煩わしいことは周囲の家来どもが片付けていく。こんな連中に国政を預けてきたために、数字に表れない数多の悲劇がこの国の民の上に降り積もっていく。
 本当にこんな愚物で大丈夫だと、横須賀市民、三浦市民は思っているのだろうか。石川県の小松市加賀市白山市能美市能美郡、石川郡の住民は国の行く末を考えたことはないのだろうか。
 この二つの選挙区ばかりではない。自民だ民主だということではなく、本当に国を思う優秀な人間を私たちの手で国会に送りこまなければ、早晩、この国は滅びてゆくだろう。あるいは10年後にはどこぞの国の属国に成り下がっているかもしれない。