ささやかな楽しみ その1

 昨日の夕方、買い物に出たついでに隣り町にある大型書店に立ち寄る。これといった目的があるわけではなかったが、定期的にチェックしておかないとオモローな本を見逃すといけないからね。午後6時から人と会う約束をしている。だから、ゆっくりと店内を回る余裕はなかった。その点、この店は新刊コーナーが充実しているので、急いでいるときはそこをチェックするだけで済むのでありがたい。そのコーナーで、何冊か拾い上げた。
佐藤優テロリズムの罠 右巻』(角川oneテーマ21
これには副題がついている。「忍びよるファシズムの魅力」ってなかなか魅力的なコピーだ。もちろん、『テロリズムの罠 左巻』副題「新自由主義社会の行方」と共に購入。その他に、
上杉隆世襲議員のからくり』(文春新書)
橋本治『大不況には本を読む』(中公新書ラクレ
高田明典『難解な本を読む技術』(光文社新書
などをカゴに入れる。
 おっと、時間がなくなってきましたぞ。急いで雑誌コーナーに行って、
サライ
東洋経済
週刊ダイヤモンド
などをカゴに突っ込んでレジに並ぶ。
 およよ、レジ横には各社のPR本がずらりと並んでいるではあ〜りませんか。
「波」(新潮社)
本の旅人」(角川書店
「本」(講談社
「青春と読書」(集英社
本の窓」(小学館
「ちくま」(筑摩書房
「図書」(岩波書店
「いける本いけない本」(ムダの会)
 これらは無料でいただける。その割りに内容が濃い。もちろん全部カゴに入れたのだった。

 帰宅して所用を済ませ、食事を終えて、書斎(物置ともいう)にもぐりこんだのは午後9時だった。とりあえずそこでざっとPR誌に目を通す。
「いける本いけない本」の中で【いけない本】として、
湊かなえ『告白』(双葉社
が紹介されていた。評者はこんなコメントを寄せている。
(下に続く)