読書が足らぬ

 先週、新聞の記事下に岡崎武志『読書の腕前』(光文社新書)の広告が出ていた。「読書」とあれば、即買いのワシャは、さっそく隣町の大型書店までのこのこと出かけたのじゃ。
 もちろんお目当ての本は手に入れた。同じ新書の棚に、老師ニシベの『核武装論』(講談社現代新書)があったので、これも買っておく。ひろさちや『「狂い」のすすめ』は帯に書いてあった「人生に意味なんてありません。」のコピーにやられた。これも買いだ。そして雑誌コーナーに移って、「週間現代」を求める。日垣さんの「通といえば!販」を読まなければいけないからね。ついでに「小説新潮4月号」も吉村昭の追悼特集なのでカゴにいれた。その他にPR誌を4冊もらってくる。

 帰宅して書斎(物置ともいう)にこもって、『読書の腕前』を読み始める。しかし、この人も恐ろしい読書家だ。
《私がいちばん多く読書をする場所はどこかと言えば、仕事部屋にある赤いソファかベッドになるだろう。そのほか、パソコンの前で椅子に座っても読むし、リビングのソファでも読む。食事をするテーブルでも読むし、トイレ、風呂のなかでも読む。》
 年間、3000冊というから間違いなく日垣さん級だろう。

 読了して溜息が出た。ワシャはまだまだ読書量が足りぬわい。
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20070322
で、「節酒」などと言っている間は、まったくだめだね。すぐさま張り紙を「禁酒」に格上げしたのだった。そしてこの本の中に、ワシャがまだ読んでいない本が多数出てきたので、再び本屋へ出掛けるのだった。めでたしめでたし。