「屁」二題

 今朝の朝日新聞「声」欄、74歳のオジさんがこんな投書を出している。
「核実験を強行し暴走する北朝鮮に対しては、憲法9条をつきつけて猛省を促し、朝鮮半島の非核化、東アジアの恒久平和の道を開け」
 はいはい、憲法9条教の信者の皆さんは100年1日の如く、この金科玉条を奉っていればいい。こういった真性サヨクは何を言ってもむだ、議論をしていても牛と話をしているようで空しいばかりだ。でも、問いたい。本当にサヨクのこのオジさんは「憲法9条」を振りかざせば悪霊が退散するとでも思っているのか。憲法9条は62年前から振りかざしている。それが国家的な犯罪の拉致被害の抑止になったか。解決につながったか。そんなもの国際社会では屁のツッパリにもならんわい。
 そんなことを言う前に、なぜ、おまえたちの仲間(ピースボート)は、客船に「憲法9条」の旗を掲げてソマリア沖を単独航海しなかったのか。おまえたちが忌み嫌う自衛隊の艦船を後ろ盾にしてソマリア沖を押し渡るということは武力を利用したということではないのか。自分たちが実践せずして、なぜ、日本国民にだけその無防備という無謀な行為を勧めるのか。
 サヨクの連中は気概がない、客観性がない、視野が狭い、だから、中道(笑)のワシャは奴らが嫌いなのじゃった。

http://mainichi.jp/select/science/news/20090612k0000m020061000c.html
 日本政府は、2020年までに温室効果ガスの排出量を「2005年比で15%減」という案を発表した。この数値の基礎となっている京都議定書の「1990年比6%削減」という数値そのものが平成の不平等条約だし、そもそも地球の温暖化はアル・ゴアの喚いているような人為的なものではないと認識しているので、「2005年比で15%削減」ですらやり過ぎだと思っている。
 ところがこのことについて中国が批判を加えてきた。
「温暖化問題が地球規模で緊迫化している中で国際社会の期待と落差がある」
「日本が率先して削減し中国への省エネ分野での資金提供や技術支援を進めるべきだ」
 なにをほざいていやあがる。そして挙げ句の果てはこうだ。
「中国は経済を発展させなければならない。数値ノルマは到底受け入れられない」
 汚れた黄砂は降らせるわ、光化学スモッグを発生させる大気は流すわ、そして問題のCO2にいたっては年間の総排出量56.1億トン、世界シェアはアメリカの20.3%に次いで20.0%となっている。この量に比べれば日本の排出量など屁みたいなものだ。世界の汚染大国が、どの口で言う。