おめでたい人びと

憲法記念日護憲派団体が憲法学者招き講演会 デモ行進も 名古屋》

https://news.yahoo.co.jp/articles/26eba506618db4573bf08e7fa3fbf9fdc2b3e6a3

 名古屋に護憲派の学者が来て「憲法の改正は不要不急で、平和憲法を象徴する憲法9条を守ろう」と言ったとか。興味もないので内容を確認する気力もないが、少なくともデモ行進をするサヨクの方々がそう叫んでいるし、なんといっても立憲民主党代表の枝野氏がそう言っているんだから、護憲派の主張はそこにあるわけですわ。

さらにこの護憲派教授も枝野氏も口を極めているのが、憲法25条「生存権」のことである。

「とりもどそう!民主主義、立憲主義―2021平和といのちと人権を!5.3憲法大行動」というイベントが3日に、国会議事堂正門前で開催されたんだとさ。そこに枝野代表がリモートで参加し、スピーチした中で憲法25条が強く主張されている。

《「憲法第25条の趣旨に基づいた政治を取り戻すことが大きな役割」憲法集会で枝野代表》

https://cdp-japan.jp/news/20210503_1301

 要するに、憲法に書かれている「最低限度の生活を営む権利」が完全に脅かされているんで、憲法25条を徹底的に実践することが、立憲民主党の大きな役割だと言っている。

 憲法25条は、個々の国民に対して具体的な権利を保障したものではない。「生存権」そのものが抽象的で不明瞭であるので、この条項を楯にして生活扶助を請求する権利は得られないのだ。

 しかし枝野代表は、無条件に弱者救済をすると言っているに等しい。要するにそれは「共産主義」なのである。当時のGHQ(ソ連コミンテルン側のスパイと言ってもいい)が描いた共産主義ユートピアでしかない。

 憲法25条2項を引く。

《国は、すべての生活部面について、社会福祉社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。》

 とあるが、実のところこれだけでは片手落ちで、ここに「国民に自立と共助を促す」ことを差し込まなければいけない。憲法27条にあるとおり勤労は権利であるとともに義務なのである。まず国民は周囲の協力を仰ぎながら自らで立っていく努力をする。しかし、病気や高齢で勤労が出来なくなった場合に「公助」で救済をしていくことが正解だろう。

 無条件での弱者救済は勤労意欲を失わせ、それこそソ連コルホーズで起きたような「誰も働きたくない」状態に陥る。

「とりもどそう!民主主義、立憲主義―2021平和といのちと人権を!5.3憲法大行動」も結構だが(結構じゃないが)、あなたたちが取り戻そうとしているのは「共産主義社会主義」であり「奴隷の平和、奴隷の延命、奴隷の人権」でしかない。

 昨日も書いたように、憲法金科玉条にして「一切手を触れてはならぬ!」なんていっているマヌケな国民は日本人だけですぞ。普通に考えましょうや・・・・・・そんなことを思わせてくれる楽しい(笑)スピーチでした(泣)。