中国という環境問題

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090609-00000028-rcdc-cn
 中国の軍事費が世界第2位になったんだとさ。これは大変なことだ。中国は公称849億ドルとか言っているが、いつも夜郎自大なあの国がこういうときには控えめだ。とてもこの程度の軍事費では済まないだろう。
 あの国の怖ろしいところは、未だに民が置き去りにされているというところである。国民に選挙権がない国家がいかに胡散臭いものかが、わかるかにゃ。一党の価値判断だけで何でもありの国である。その国の兵器が極東の小さな島に向かない補償はない。自称849億ドルの兵器が日本に殺到してごらんなさいよ。日本なんて、あっという間に世界史の教科書から消えちまうって。

 その中国に世界の「電子ゴミ」の70%が集まっているんだとさ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090609-00000018-rcdc-cn
軍事費も凄いけど、こっちも凄い。さすが桁外れの国と言うか、箍(たが)外れの国と言おうか……
 電子ゴミの集中する広東省などは鉛、水銀、カドミウムなどの健康被害が拡大しているという。潜水艦や空母を造っている場合ではない。金の亡者が廃棄物を引き受けて、利だけをかっさらって、害は国民に押し付ける。この程度の国家で、宇宙開発だとか発展途上国支援とかしている場合か。そこが夜郎自大だというのだ。

 司馬遼太郎が言っている。「国には適正な大きさと言うものがある。それはフランスぐらいの大きさです」
 中国は少し大きすぎる。これでは動き辛くてしかたなかろう。チベットウイグルなど手放した方がどれほど国家運営が楽になることか。ソ連にはゴルバチョフという傑物が現れたが、孔子を生んだ中国には時代を変えるような傑出した人物は出ないのだろうか。