世襲で本当にいいの?その2

(上から続く)
 4区のカネゴンこと金子一義は今をときめく国土交通大臣様だ。官僚のいいなりに動くとても使い易い大臣と評判が高い。この人も3区の武藤さんも慶応大学卒業だが、慶應には政治家指定枠があるから、この学歴が本当の実力かどうかは判らない。でも、カネゴンの父親は優秀だ。東京帝大を卒業して大蔵省に入った。その後、衆議院議員になっているから、ありゃま、カネゴンもずっと東京育ちではあ〜りませんか。愛知県境の可児市美濃加茂下呂、郡上、高山、飛騨と岐阜県南部の一部を除いた大半がカネゴンの選挙区となっている。これだけ広大な地域だ。地名くらいは言えるだろうが、肌感覚としてはおそらく知らないだろう。
http://www.kazuyoshi.gr.jp/
「郷土を通してすばらしい国家を……」って言われてもねぇ。カネゴンのふるさとは東京なわけだし。
 5区の古屋圭司もいかがわしい。曽祖父、祖父、養父、本人と明治38年から衆議院議員をやっている。104年間の長きにわたって権力の座に座っているわけだ。経歴は成蹊高校、成蹊大学とエレベーターでご進学、名門の四代目のわりにあんまりお利口ではなかったようですね。

 それにしても岐阜の衆議院議員は、みんな江戸藩邸でお生まれあそばされた若様、姫様ばかりじゃないか。美濃国飛騨国は未だに江戸封建社会の闇の中で惰眠を貪っている。それでいいのか。