朝日新聞の「声」 その2

(上から続く)
『石油ピークが来た』(B&Tブックス)の著者の石井吉徳教授は言う。
「日本人は木を有効に使うことを考えるべきだ。ローテクでいい。緑のループシステムをつくれ」
 日本の山からとれる材を使って割り箸を作りそれを使う。使用済みの割り箸は貯めておいて炭にしてもいいし、燃やしてエネルギーとして使ってもいい。レジ袋追放と喚くなら、買い物カゴも石油から作ったエコバッグではなく、高くとも籐で編んだカゴを普及させるところまでこだわれ。机上の空論官僚も環境原理主義者もやること全てが中途半端なんだよ。

 30日の「声」欄には8人が投稿している。その内の3人は北朝鮮の核実験について持論を展開している。
「制裁で何が変わるだろうか」
「強硬より柔軟な対応考える」
「核実験は改憲論者を喜ばす」
 これが3人のお題だ。サヨクばっかり並べやぁがって。
 最初の78歳のお爺さんは、「北朝鮮は戦時中の日本に似ている」と前置きして、「制裁したからといって北朝鮮の体制が変わるわけがない」と言う。アホか!制裁しなかったら変化があるとでも言うのか。制裁しなければ彼の国は自分の行動を益々是として、無理難題を吹っ掛けてくるだろう。国際政治にはルールというものがあるんだということを知らしめなければならない。
「制裁するな、話し合え」まあ、典型的な旧態サヨクの考えかたですな。
 次の70歳の爺さまは「北朝鮮が戦前の日本とそっくりだ」と前置きして――この人もかよ(泣)サヨクはこのパターンばっかりだな――「国際社会は大幅な譲歩をしてなだめすかすことが大切」ととんでもないことをほざいている。この爺さんはつい先日のことを忘れてしまったのだろうか。ブッシュ政権の末期、アメリカは譲歩に譲歩を重ねた。その結果がミサイル発射と核実験だ。譲歩していいことがあったか?寝言をいうのも程々にしておけ。
 3人目の68歳のオッサンは北朝鮮を持ち上げて「将軍様」「貴国」と何度も呼びかけ、「ミサイル発射や核実験が日本の改憲論者や核兵器開発者を喜ばせている」と決めつけている。そんなことはないぞ。いくら過激なウヨクでも、隣国が日本国民を大量に抹殺することができる核兵器を開発することが嬉しいわけはない。喜んでいるのはこのオッサンたちと同じ穴に棲んでいる吉田康彦教授くらいなものだ。それほど田母神さんたちは腐ってはいない。

 このような投書を3つも並べて朝日新聞は大衆をどこに導こうとしているのだろう、と言いながらワシャには薄々わかっているけどね(笑)。
(下に続く)