あるアナウンサーの悪意

 最近、メーテレの夕方のニュースを見ていてそう思う。河村名古屋市長のニュースの際に、ある男性アナウンサーが批判的な口調でコメントを付すのだ。3日前のニュースでもそうだった。東山動物園で遊戯の不具合が見つかって、その遊具を河村さんが確認に動物園を訪れた。その対応で「名古屋市の職員が振り回されている」というようなことを、そのアナウンサーが口を屁の字に曲げて言う。この人、顔立ちは悪くないのだが、批判的なことを言うときに口を曲げるクセがあるので、表情全体に品がなくなる。
 このアナウンサーの批判的な発言は、河村市長のイメージダウンを狙っているようにしか見えない。これはメーテレの社としての方向性なのか、それとも、この人相の悪いアナウンサーが勝手にやっていることなのか。どちらにしても河村さんを快く思っていない人の意思の表出であることは間違いない。
 河村さんは、連休にも関わらず市内のあちこちに足を運び現場を見た。前の市長に比べればずいぶんフットワークがいいがね。東山動物園の事故現場を視察する市長の行為は、誉めるところはあっても、顔をしかめて批判するところなどない。なのにこのアナウンサーは顔を歪めた。

 このアナウンサーのパファーマンスを見ていてふっと思った。田中康夫さんが長野県知事だったときに、しきりに田中さんの足を引っ張っていたたちの悪い連中のことをである。そうしたら、思わず「がんばれ市長」と声を出していた。