年越し派遣村の村民の動きが活発だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090107-00000508-san-soci
それはそれとして、ワシャはこの村人たちにある種の胡散臭さを感じている。それはニュースで流れた村人へのインタビューの映像だった。インタビューを受ける村人の顔は映さない。コラムニストの勝谷誠彦さんもメルマガで「派遣切りされた人は悪いことをしたわけではない。正々堂々と顔を出して現状を訴えるべきでは」と疑問を呈している。ワシャもそう思う。
たまたま見ていたニュースで顔を見せないインタビューが流れていた。その時に、カメラがぶれてインタビューイの口元が映った。年越し派遣村のありがたさをしきりに強調する男の歯はモニュメントバレーの遠景のようにボロボロだった。タバコのヤニで黄色くなった数本の虫歯が残っているのみで、男の不摂生な生活が垣間見えるようだ。「このオッサン、歯なんて磨いたことがないんじゃないか」と思ってしまった。
こんな男が年末まで、どこかの工場で派遣社員として働いていたんだろうか。防災担当だった頃に、防災学習会で中小企業を何社も訪問したことがある。その際に何人もの派遣社員と顔を合わせたが、そんな浮浪者のような人はいなかった。
あ、そうか。酒や博打に浸り働く意志のない浮浪者が年越し派遣村に紛れ込んでいるんですな。
