現在、午前5時、書斎(物置ともいう)の机の前で朝刊を広げている。
およよ、2009年度予算原案及び今年度の2次補正案が示されているではあ〜りませんか。
まず、どうしようもなく下らないので目についてしまうのが「定額給付金」の2兆円。わざわざ徴収しなくとも2兆円という大きな原資があるのだ。これを有効に使わなくてどうする。これだけ景気が冷え込んでくれば1万2000円を恵んでもらったからといって、大きな消費につながるわけがない。日々の生活費の中に埋没してしまうだけだわさ。こんな愚策を公明党対策としてやっているから自民党の株が底無しで落ちてゆく。せっかく公明党との決別を表明した古賀選対委員長も、公明カンフルを打たれている議員に捻じ込まれて、早々と土下座している。そんな簡単に前言撤回頓首再拝するなら最初から口に出すな。ホントに政治家の言葉が薄っぺらで軽くなったわい。人間汗の如しでしたっけ、産経新聞さん(笑)。
おっと、バカ×2の話ではなかった。
厚生労働省の予算が大幅にアップしている。13.4%の上昇だ。2006年に鳴り物入りで実施した医療制度改革が間違っていたことを認めたんだね。バカが国家をやるとこういうことになる。
食料自給率を上げるための対策で耕作放棄地を再生するための予算は要求の10%である23億円しかつかなかった。(食料自給率の考えかたや、農林水産省の補助金については言いたいことがやまほどあるけど、ここでは措いておく)国家の存亡に関わる食料施策が、国民にぶちまけようとしている「低脳給付金」の1000分の1でいいのか。
注意をしなければならないのは、消費者庁の60億円の予算だ。その中に人件費として19億円が配分されている。自民党に戻って人相の悪くなった野田大臣の直轄の役所が新設されるわけだが、ここには内閣府、経済産業省、農林水産省などから予算や職員を振り替えることになっている。古巣の方の人件費はきちんと減額されているんでしょうね。
そして環境省はついに平成の不平等条約といわれている京都議定書履行のためにロシアや東欧からCO2の排出枠を買いはじめる。CO2が地球温暖化に影響を与えているのかという根本的な疑問が解決されないまま、外交交渉で敗北した官僚どもの尻拭いを国民がしなければならない。こんなバカらしいことがあるか!
2009年度の一般会計歳出総額が88兆5480億100万円である。88548001で「ややこしーわーーい」あるいは「ややこしやナンバー1」予算とでも命名しておきましょう。