坂を落ちていく雇用情勢

 ここにきて総理大臣がそんなことをしている場合か!
http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008121901000234.html
「何かありませんかと言うんじゃ仕事は見つからない。目的意識がないと雇う方もその気にならない。何をやりたいか決めないと就職は難しい」
 とぼけたことを言っているんじゃない。どこにも仕事がないからハローワークに来ているんじゃないか。26歳で親の会社に入って、29歳で麻生セメントの社長職を世襲し、金の力で衆議院議員になったボンボンにそんなことを言われたくない。阿呆の就職のどこに目的意識があるというのか。笑わせるな。

「世界のヨタ」もとい「世界のトヨタ」を始め自動車関連産業が非情な派遣切りを実施している。そりゃあ仕方がない部分もある。幹が枯れてしまっては枝葉も生きられないとは思うが、やり方が安直に過ぎないか。与太のトップはきちんとリスクマネージメントを行ってきていたのか。「想定外に円高が進んでしまった」って、1ドル90円なら充分に考えられるリスクだ。そんなことも計算に入れず事業拡大を図っていたとしたら単なるバカとしかいいようがない。そういったリスクにも対応できる経営を図っていくから、役員は高給を得ているのではないのかにゃ。

 豊田市にも豊橋市にも生活不安に陥っているブラジルなどの外国人があふれている。与太や与太グループは便利に使っていた外国人に何をした。ただ首を切るだけじゃないか。
 調べてみると南米行きの片道航空チケットは9万円程度である。愛知県内に30万人ほどの外国人がいるそうだから270億円ほどの支出で、それぞれの母国にお帰りいただけるわけだ。今後の学校教育に掛かる費用、あらゆる行政サービスを多言語化するための費用、日本人との軋轢調整のための費用、防犯に関わる費用などを勘案すれば、さほど高い金額とも思えぬ。この際、外国人で潤ってきた奥田のオッサンを始めとする大企業の役員が私財を投げ打ってでもこの費用を捻出すればいい。そのぐらいは日本に貢献しろよ。

 こういった守銭奴企業に囲まれて、居酒屋「白木屋」「魚民」を展開するモンテローザが健闘している。失業者から500人を正社員採用するということを打ち出した。大神社長の心意気を買いたい。だからまた白木屋に飲みに行こうっと。