行きも帰りも渋滞かよ!

 昨日、名古屋の某大学で「新エネルギー」のシンポジウムがあって、一席ぶってくれという依頼があったので出掛けましたぞ。車で三河を出発した。国道1号を名古屋に向かったのだが、途中で集中豪雨と雷に見まわれてびっくらこきましたぞ。「rain cats and dogs」状態で、一時、国1の交通が麻痺してしまった。この雨のせいで名古屋に入るのが30分狂った。昼食は星崎1丁目交差点の山本屋で味噌煮込みうどんと思っていたが諦めるしかない。仕方がないので常に鞄に入れてある非常食の「ソイジョイ」をヘルシアウゥーターで流しこみましたがな。
 某大学の来賓用駐車場に滑りこんだのが午後0時30分、シンポジウムの主催者を見つけて挨拶して40分、何人かの関係者と名刺交換をして45分、用意されていたパソコンのパワーポイントを落としこんで50分、出番の前に用足しをして55分、そして開会が午後1時ちょうである。きわどかったが、滑り込みセーフだった。
 シンポジウムは大学の大きな階段教室で開かれた。いつもは舞台の上で話をするから「高いところから失礼します」と言っているのだが、今日は「低いところから失礼します」と言わなくっちゃいけない。間違えないようにしようっと。ワシャがやるのは20分ほどの基調講演だそうだ。ワシャがやるんだから、基調講演などという大袈裟なものはできないんだけど、主催者側が勝手にそうしてしまったのでどうしようもない。大学教授のもっともらしい話の後をうけて、教室の底から環境の話をした。20分なんでギャグは4回しかかませなかったが、2回は爆笑をとった。やれやれ。
 それにしても、学者に進行をさせては駄目でっせ。学者というのは時間的な感覚が希薄なので、とてもルーズだ。午後5時前には終了予定だったのが、5時30分を超えてしまった。この時間帯の30分は痛い。見事に帰宅ラッシュに巻き込まれ、名古屋市内で身動きできなくなってしまった。
 でもいいもんね。そんなこともあろうかと「司馬遼太郎講演録」のCDを何枚か鞄に入れておいた。それを聴きながら大渋滞の中、のろのろと三河に向かったのだった。司馬さんのまったりとした講義は、シンポジウムよりためになった。