日本人は正しい選択をできるか?その2

(上から読んでね)
 そして小泉元首相が後継指名した小泉進次郎くんは関東学院大学である。今、ワシャは、島野清志『危ない大学・消える大学』(エール出版社)という本を手にしている。この本は、代々木ゼミナールの偏差値を基準にして私立大学を9段階に分類している。トップは慶應義塾大学国際基督教大学上智大学早稲田大学だ。麻生さんの学習院大学はそれでも第2レベルに踏みとどまっている。安倍さんの成蹊大学でも第3レベルだ。さて、関東学院大学はどうでしょうね。日大や東京農大の第4レベルにはいないようだ。駒沢大学亜細亜大学の第5レベルにもいない。えええ!帝京大学多摩大学の第6レベルにも名前が見当たらない。第7レベルに国士舘大学山梨学院大学に挟まれるようにして「関東学院大学」があった。偏差値44でっせ。このレベルで国政を目指すとは……ほぼアホといっていい。小泉純一郎自民党を壊さずして日本国を潰すつもりか。これならば筑波大学中退の杉村太蔵の方がずいぶん増しだぞ。
 父親がブッシュ大統領のコネを利かせて、アメリカの大学院に留学させ、これまたコネを使ってのシンクタンク勤務でメッキを施したって、そんなもの役に立ちまへんで。
 神奈川11区に民主党の新人が出馬する。横粂勝仁という27歳の若者だ。愛知県岡崎高校を卒業し東京大学法学部を出て弁護士をやっている。東京大学や弁護士が偉いわけではないけれど(偉いけど)、それでも小泉ジュニアよりはまともだろう。横粂くんが当選するようならまだ日本も捨てたものではないが、地盤看板鞄をそっくり引き継いだ進次郎くんを当選させるようでは、神奈川11区、日本の田舎の民度の低さここに極まれりといったところだろう。

 小泉進次郎くんを政治家にしてはいけない理由をまとめておく。
(1)四世議員などという伝統芸能のような代替わりを許してはいけない。
(2)デビュー当時のナイナイ矢部の貧相顔そっくりの進次郎くん、表情に知性が感じられない。
(3)バカでも苦労していればモノになるが、総理大臣、国会議員の息子が苦労しているわけがない。苦労していないバカが最も救いようがない。
(4)父親の小泉純一郎が嘘をついた。旧態を壊すと言っておきながら、自らの家の世襲をしてしまうという大嘘をついた。嘘つきが選んだ後継者である。騙される可能性が高い。
 医師で作家の和田秀樹さんが、エッセイの中で、「政治家の世襲は国家を壊す」とまで言っている。
神奈川11区の良識ある住民よ、どうか正しい選択をしてくれ。