小泉進次郎という問題 その2

(上から続く)
「(対立候補よりも)有権者とふれ合いたかった。顰蹙を買ったとしたら大変残念」
 映像を見てもらえればわかるけれども、進次郎氏の回りに有権者がいなくなる場面は何度もある。その度に横粂氏は接近しようとするのだが、進次郎氏は横粂氏を視野に入れながら完全無視を決めこむ。対抗候補と握手をして1秒、そのわずかな時間が無駄だとこの愚かな若者は本当に思っているのか。その程度の判断力しかないとしたら、彼は真性のバカと言っていい。ネットで酷評されていることに対して
「恐らくそういう風に受け止められることは予想がついた」
 とコメントしている。そう思ったなら大人の対応をしたらどうなんだ。それができないということは愚物であることを喧伝するようなものではないか。

 テレビが静岡7区の候補者の様子を伝えていた。自民党片山さつき氏である。この人は本当にミス東大だったのだろうか……その後の崩壊が凄いな。おっと、そんなことはどうでもいいことだった。話を続けよう。対抗馬として先の郵政選挙で落選した無所属の城内実氏がいる。城内氏にしてみれば、片山氏が刺客として7区に襲来したために4年間も冷や飯を食わされた。不倶戴天の敵と言っていい。
 その二人が地域を回っている時に出くわした。二人はすれ違いざまに、お互い手を振り合って「こんちわ」「どーもどーも」と声を掛け合ったのだ。これが大人の対応というものなんだよ、進次郎くん。

 でもね、進次郎くんだけを責めるのもどうだろうか。要するに彼はクチバシの青いヒヨッコでしかない。周囲にいる支援者という大人がしっかり指導、監督をしなければ駄目だろう。対抗する候補者がそこにいるんだ。せめてその存在だけでも認めてもいいんじゃないだろうか。むしろ積極的に握手を誘導すべきだったと思う。
 支援者が進次郎氏を贔屓するのは理解できるが、敵かもしれないがその人は実際にそこにいるんだ。村八分でもあるまいに、存在すら認めない完全無視を決めこむ必要があるのだろうか。これは地域社会に深く根付いている嫌らしさなのだが、地域の顔役にはこういったことを平然とする人間がまだまだ存在する。この無神経な連中が日本を傾けている元凶といっていいだろう。

 この連中に支えられて地域から政治の「せ」の字も知らない愚物が、わんさかと国会議事堂に集まってくるんでしょうね。そりゃあ、この国が良くなるわけがないわさ。
 そうそう、今日発売の「週刊朝日」に小泉進次郎くんの楽しそうな記事が出ている。早速、買って読まなくっちゃあね。