日米の野心家

 アメリカ民主党の大統領候補オバマ氏が苦戦しているという。ヒラリー・クリントンの諦めが悪かったために遺恨が残ってしまったのだ。予備選で、オバマ氏有利が見えはじめた時期に潔く降りていれば、民主党は安泰だった。マケインなどには絶対に負けいんだった。しかし、野心の人ヒラリーは最後まで降りない。この手の人は自分のことしか見えないんだよね。自分が候補者となることだけに目が眩んで、そのことが先々自らの所属する党をどれだけ不利にするかということについては理解できない。

 日本にもよく似た人物がいる。自民総裁選に立つ気まんまんの小池百合子氏だ。彼女もヒラリーに負けず劣らずの野心家だ。彼女が総裁選に出ることで、ずいぶんと面白くなってはきたが、やっぱりこの人も自分しか見えていない人だから、要注意であることは間違いない。でも、武部元幹事長が後見についたそうだから、その背後にいる小泉さんあたりが動き出せば「オモロー!」になってくる可能性はある。
 総裁選の盛り上げ効果で支持率をアップし、その勢いで解散総選挙を狙っているようだね。はてさて小池百合子の存在が、吉と出るか凶と出るか……

 勝谷誠彦さん情報によれば、公明党の意向で総選挙はなるべく都議会議員選挙と離さなければならない。だから投票日は11月23日になるということだ。