オジさんクレーマーになる その3

(上から読んでね)
ワシャ「そしてネジ山が元々壊れていたのか、私が潰したのかは現段階では証明のしようがありませんが、私の印象では、最初にドライバーでネジを回そうとしたとき、すでにネジ山に抵抗はなく、このためにドライバーは空回りをした。私がネジ山を潰してしまった可能性も否定しませんが、状況としては元々潰れていた可能性が高いと思われますが、いかがですか?」
スタッフ「もう一度コールセンターに連絡してみます」
 そう言って、スタッフは再び奥に引っ込んだ。ワシャはいつまで混雑するレジ前で晒し者になっていなければならないのだろうか。5分ほど経過してスタッフが戻ってくる。
スタッフ「私どもとしては修繕しか対処の仕方がないので……」
ワシャ「2〜3日でなんとかなりますか?その程度なら我慢しますが……」
スタッフ「出来かねます」
ワシャ「では交換してください」
スタッフ「もう一度コールセンターに……」
ワシャ「コールセンターではなく、上司と相談するべきだと思いますが」
スタッフ「そうですね」
 そう言い残すとスタッフは、棚で薬の整理をしている薬剤師のところに駆けて行く。何やらボソボソと話していたが、薬剤師はあわててバックヤードに入って、また5分が経過する。ワシャは880円のために、ずーっと立たされっぱなしだわい。
 結局、本社と連絡をとった薬剤師は、ワシャの880円の万歩計の払い戻しに応じた。ワシャは880円の万歩計を返品し、新たに3,980円の最新型の歩数計を買ったのだった。たっぷりと待たされ、3,100円もの追金を払ってなんだか損した気分ぞなもし。もちろんその場でパッケージを開けてもらって、電池カバーのネジが回るかどうかを確認してもらった。
 いやー、つまらないことに時間をとられてしまったわい。やれやれ。