五輪の応援 その3

(「五輪の応援 その1」から読んでね)
 中学生の修学旅行じゃあるまいに、こう事細かに注文をされてはうんざりだね。
 オリンピックおじさんの「笛」は(4)の「太鼓、ラッパ、ホイッスル」に引っ掛かったようだ。この笛の没収については、漢人係員の対応が極めて悪く山田さんは不愉快な思いをされたようだ。
(5)の旗の大きさの規制については会場によってまちまちだった。日本人に注文はつけたが、それを厳格に運用するだけの人材がいなかったようだね。係員によっていうことがバラバラだからさらに混乱を招いた。だめだこりゃ。
(6)(12)で禁止されている横断幕はサッカー会場では、どでかいのが掲示されていた。要するに係員の気分次第ということだな。あるいは中国官吏の好きな賄賂を使ったか。
(13)の「集団で同じデザインや特定の企業名が入った服や帽子を着用して応援することは禁止」っていうのは、あちこちの会場で同じユニホームを着て応援する漢人を数多く見かけたが、日本人のみ禁止で漢人は対象外ということなのかにゃ?
(14)の「集団で大声を出して野次ったり、騒いだりする挑発的な行為は禁止」って、バドミントンの時の漢人による「殺せ!殺せ!」の大合唱はいいのか。これについては、中国女子テニスの李娜選手が立派だった。
 試合中、漢人応援団が狂ったように「中国加油(頑張れ)」を連呼した。審判が何度も観客に注意をするのだが、どうにもきかない。業を煮やした李娜選手が漢人観客に「Shut up(黙れ)」と叫んだのだ。スポーツ観戦のマナーを知らない連中がいかに多いかが如実にわかるエピソードである。このことに対して中国のネットでは李娜選手へのバッシングが始まっているようだが、冠履転倒も甚だしい。こういうところにこそ中国共産党はその指導力を発揮しなければいけないのだが、何らかの手を打つ様子は皆目見えない。このあたりの不徹底さは、ある意味、見事だ(嘲)。
(18)はそのままお返ししたい。「ここは外国であるという自覚をもって、公共の場で日本人だけで大勢でかたまって大騒ぎはしない」って、ここは自分の国であるという自覚をもって、公共の場で漢人だけで大勢でかたまって大騒ぎはしないでね。
(19)では、なんと緘口まで強いている。なんでやりたい放題の漢人の目の前で日本人だけが小さくなって応援をしなければならないのか。
(下に続きます)