今年の3月から環境関連の本を購入し読んできた。今日もふらっと立ち寄った書店で5冊の本を買ってきた。
丸山茂徳『「地球温暖化」論に騙されるな!』(講談社)
赤祖父俊一『正しく知る地球温暖化』(誠文堂新光社)
松井孝典『人類を救う「レンタルの思想」』(ウェッジ)
藤和彦『石油を読む』(日経文庫)
「クーリエ・ジャポン 8月号」(講談社)
パラパラと読んでみたけれど、丸山教授、赤祖父教授、松井教授ともに、いわゆる「地球温暖化」に対しては懐疑的だ。冷静な科学者たちは気づきはじめたようですな。問題は二酸化炭素の削減などという瑣末な話ではなく、資源の枯渇と食糧問題であることに……
今、ワシャはパソコンの前に座っている。その背後の書棚に200冊ほどの環境関連本が並んでいる。この他に職場のキャビネットには50冊ほどが置いてある。これらの書籍はざっと3パターンに分類できることが解った。
パターン1:アル・ゴアの『不都合な真実』に代表される温暖化は二酸化炭素が主犯とする本
パターン2:アル・ゴアなどの環境原理主義者のプロパガンダに警鐘を鳴らす科学者たちの本
パターン3:どちらにも与することなく石油の枯渇や森林破壊などを憂慮する本
特徴的なことは、2,3が比較的冷静な文章に終始しているのに対し、パターン1はどれをとってもヒステリックな内容で、胡散臭いものが多い。
丸山教授は著書の中でアル・ゴアの論の矛盾点をいくつも指摘している。まぁ丸山教授に指摘されるまでもなく、『不都合な真実』をちょこっと立ち読みすれば、その大げさなこと、そのうそ臭いことが感じていただけると思いますよ。
そしてIPCC(気候変動に関する政府間パネル)のいかがわしさにも触れている。
報告書を作成するのに《4000人も参加し、代表執筆者は450人を上回ると発表されていますが、実際に報告書をまとめるのは30人ほど。しかも30人すべてで書くわけではありませんから、最終的にまとめる執筆者はせいぜい2〜3人でしょう。》
7月9日にIPCCのパチャウリ議長のことを書いた。
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20080709
偏向的な考え方を持っているこの人物が、最後の2〜3人の執筆陣の中にいるとすれば、かなりバイアスがかかっていると思ったほうがいい。
丸山教授は言う。
《少なくともIPCCの報告書を、絶対的なものとして頭から信じることは非常に危険だと思います。》
同感だ。